初めてのデイサービス

2月7日(水) 晴れ時々曇り 風強く寒い

今日は千代美さんのご主人が初めてのデイサービス体験の日。
9時に迎えに来る約束だったので、祈るように時計を見る。
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9時15分になって電話があった。
「行った行った、やったやった!」
ああ、よかったね!

早くから伝えると面倒なので、昨夜ご主人に言ったそうだ。
「父さん、85歳になったので市役所から体験の通達が来たよ」
デイサービスとは言わず、市役所と言って納得させたらしい。
が、デイサービスは隣町で市外になる。
これがばれたら怒り出してかなり面倒になる。
そこで、施設の名前を書いていない普通の車での送迎を頼んだ。

施設の名前は英語で、カタカナで読み方が書いてある。
ハムレットの「生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ」の「生きるべき」の部分が正式名称。
ローマ字読みすると町の名前と母体の病院の名前になるので、わざわざ英語の読みをカタカナで書いてある。
だから、一見分からないとは思うが用心に越したことはない。

想定内だけど、
今朝になって絶対に行かないと怒り出した。
迎えの車の前で大げんかになった。
千代美さんにはご主人の声がほとんど聞き取れない。
だからご主人も大声になり、けんかの壮絶さが増す。
山々に広くこだましたことだろう。
「行かんのじゃったら、もう、あんたとは一緒に暮らせん!」
「おう、そんなに言うんじゃったら行っちゃろわい!」
ということで、
「どうのこうない追い出した」
らしい。
ご主人は養子さんなので、一緒に暮らせん=出て行けとなって、それを言われると弱い。

わしの物はいろうなと怒るので、もう半年以上毛布もシーツも洗ってないし、パジャマも服も気に入った物は絶対に脱がないので洗ってない。
布団をはがすと、煮染めたような手拭いが10本、団扇が5本出てきたらしい。
千代美さんの洗濯機は一日中フル稼働した。
今日はいいお天気でよかった。
シーツは腐ったようにぼろぼろになっているので、一生懸命に繕った。
質素に地味に生きている。

認知症の家族がいると、特に危なくはなくても神経が疲れる。
何度も同じことを聞くし、いい加減にあしらうと怒り出すし、いつも見張っていないといけない。
本当に疲れる。
千代美さんは、今日は束の間のリフレッシュが出来たと思う。

夕方4時半になって電話があった。
「うまいこといったみたい」
よかったねー!

送りの職員さんが指で丸を作って「O.K.、O.K.」と。
で、「また水曜日にお迎えに来ますね」というと、
「よろしくお願いします」と、ご主人。

「ひっひっひ」と千代美さんが笑った。
一緒に笑ってしまった。
「ひっひっひっひっひ」
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