雛人形

3月13日(火) 晴れ

貧血の薬をもらいに行く間、少しだけ子守りをした。
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夫と母の写真をきれいに飾っている。
お茶も用意してくれている。
本を読みながら過ごした。
子供はずっと寝ていた。
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雛人形を飾っている。
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このあたりの慣習では、雛人形は母方の実家が用意することになっている。
だから、父方の実家であるわたしは何も言わずに待っていた。
雛人形が五月人形に入れ替わる頃になっても、届く気配がない。
3月3日、お嫁さんが百均で小さな雛人形を買ってきて、離乳食で作ったひな祭りケーキを見せに来た。
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「…お雛様、買いに行こうか?」
差し出がましくはないかと気にしながら、恐る恐る提案すると、お嫁さんは本当に嬉しそうな顔をした。

広い売り場には見渡す限り、数百種類の人形が並んでいるが、時季外れの雛人形は30セットくらいに減っていた。
その中から選ぶことにしたが、最低でも20万円近くする値段を見て、お嫁さんはどこかにいなくなってしまった。
息子が選び、お嫁さんは小さく同意した。

段飾りだけでは寂しいので舞踊人形を一つ買った。
この村では女の子が産まれると雛祭りにちなんだガラスケース入りの人形を贈り合う習慣があった。
「汐汲み」とか「藤娘」とか「八重垣」とか、それぞれの気持ちで持ってきてくれて座敷に飾った。

わたしはいつでも飾れる人形を選んだ。
雛祭りらしい舞踊人形はもう片付けられていて、選ぶ楽しさはなくなっていた。
高価な段飾りは家の飾りとして、小さな舞踊人形は姑からという気持ちの意味を強調しながら帰った。
「お雛様も持っていないのかといじめられないために」買ったんだからねと、見栄張りの自分を笑いながら。
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子供は元気に育っている。
当たり前のようだけど、普通に産まれてきて普通に育つのは当たり前ではない。
本当に、有難いことだと思う。
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チューリップを植えた。
干からびて芽が出てしなびている。
わたしはまだ植物に注ぐほどの愛情を作り出せない。
ごめんね、ごめんねと謝っても、この子たちはきっと応えてくれないだろう。
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白木蓮がもうすぐ開く。
大雑把な姿だけど夕方になると高貴な香りが漂う。
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自分を癒やすのは入浴剤だけかもしれない。
温かいお湯に沈むと、このまま死んでしまった夫といるような気がする。
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この記事へのコメント

2018年03月18日 10:58
はの様、おはこんにちわ。

バスクリンちゃんだけよね。優しいのは。
私もまだ、胃は痛くて調子悪いです。
チューリップの球根、見た目大丈夫そうですね
咲く予感しますよっ。
寒暖の差が激しいので、お身体ご自愛下さいませ。
はのはの
2018年03月18日 13:29
こんにちは、チャーミーさん

調子悪いと何をやっても低空飛行です
咲くかなぁ。
咲いたら元気出そうな気がするのですが

バスクリン、多分、全種類並んでいる気が
ささやか過ぎる楽しみ…

胃、お大事にね

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